7月29日(日)

参院選の投票会場に、大きいおばさんがいました。

他の丁目の受付は通常サイズのおばさんなのに、
うちの2丁目だけ50丁目分くらいあるのです。

しかも、ものすごい動きとスピードで行列を処理するので、
1丁目と3丁目のおばさんが風圧でふきとばされそうになっています。

開票スタートと同時に、一瞬で福岡2名当確の速報が流れました。
日本は当分安泰だなあと思いました。




7月28日(土)

美容師がサッカー選手に頭突きで殺されるアニメを作っていたのですが、
意味が分からないのでボツにしました。

一ヶ月前はこれを理解できていたので、
一ヶ月前が参院選じゃなくてよかったなあと思いました。




7月1日(日)

福岡ドーム横を散歩していると、ドームから出てきた3万人が、
何の罪もない私めがけて突進してきました。

3万の塊に飲み込まれ、自分の意思とは関係なく前へ前へと連れて行かれます。
誰一人ばらけることなく歩き続ける3万人を見て、かすかな不安がよぎりました。

もしかして、次の試合まで延々と歩き続けるのではなかろうか。
野球ファンというのは、試合の日に姿を現し、それが終わると次の試合まで
こうしてドームの周りを何日もぐるぐる回り続けるのではなかろうか。

私は涙を流しました。
もう一生外の世界には出られないのです。
何人か死んだような目をして歩いているおじいさんたちは、
過去に同じように飲み込まれ、もう何十年も歩き続けているのでしょう。

未来へのすべての希望を失いかけたとき、塊は一斉に立ち止まりました。
バス停です。皆バス停を目指して歩いていたのです。

私は「やあー!」と言って塊から飛び出しました。
ふたたび希望の光が射し込みます。
なんでもないようなことが幸せだったんだなあ。