5月28日(月)
卒業研究で、アニメの今後について研究することになったので、
とりあえず『王と鳥』『ほしのこえ』『パプリカ』を観ました。
全部観終わったところで、あることに気付きました。
もしかしてアニメというのは絵が動くものなのでしょうか。
いや、まさかね。
まあとりあえず疑問を持ってみただけで立派だよ。
立派すぎるアニメ作家だよ。
5月27日(日)
今日は誕生日だったけど、ただ誕生日だっただけでした。
5月24日(木)
今日、自転車のカゴが爆発しました。
春の穏やかな日差しの中、閑静な住宅街を気持ち良く走っていたところ、
カゴが爆発したのです。
今のカゴに買い換えたのも前のカゴが爆発したからなのですが、
何なのでしょう。呪われでもしているのでしょうか。
以前、宗教の勧誘の外人二人組を
華麗なハンドルさばきでスルーしたのがいけなかったのでしょうか。
あの後教会で、
「神よ。我々の布教の妨げになる自転車のカゴが爆発したまえ。」
と言ったに違いありません。
でも、そんな宗教なら入ってもいいかなとも思いました。
5月22日(火)
今日、腰が痛くなってしまいました。
足は歩くために必要だし、手は物を掴んだりするために必要だけど、
腰はせいぜいフラフープをする時くらいしか必要ないと思っていました。
なので、昭和三十三年にフラフープブームが去って以来、
腰は男の乳首の次に要らない部位になったと思っていました。
しかし、いざ腰が曲がらなくなると何も出来なくなります。
だから今日一日何もしなかったのは腰が痛かったからです。
腰が痛かったからなのです。
5月19日(土)
あDoGA CGアニメコンテストの授賞式に出席しよう。
と思い大阪へ行きました。
「こんなのアニメじゃないやで!」「ごっつ大阪湾に沈めたるさかい!」
という罵声が飛び交うのが目に見えていたので
上映中は死んだふりでもしていようと思っていたのですが、
意外にもかなりの拍手を頂いてしまいました。
こんなにちやほやされたのは母親の腹から出てきた時以来です。
このチャンスを逃したら次ちやほやされるのは出棺される時だと思い、
もう一生分調子に乗って来ました。
人生最高の日です。
その後、打ち上げも終わって難波をフラフラして迷子になったのですが、
道を尋ねたお婆さんのテンションが一生分調子に乗っている私の
テンションよりはるかに高く、10分近く死んだふりをしました。
5月15日(火)
服屋でTシャツを広げたら元に戻せなくなってしまいました。
初めは外人の素敵な笑顔が左胸の位置に来ていたのですが、
自分なりに戻してみても外人は笑顔を見せてくれません。
もしかしたら、本当はGパンを買いに来ただけだというのを悟って、
裏側で怒っているのでしょうか。
あまり商品をベタベタ触るのもアレなので、
頭の中で折り方のシミュレーションをしてみます。
まず胴の部分を半分に折って、外人が表に来るように両側を…ま、待て!
外人よ、そっちは裏側だ!
行っちゃだめだあぁああぁぁあぁ!
手を伸ばしても、もうそこに外人はいません。
涙に暮れる私の肩を、店員がポンと叩きます。
「後はやっておきますよ。」
ありがとう店員さんよ。
外人には「すまない。」と伝えておいておくれ。
5月13日(日)
母の日にカーネーションを贈りました。
買う前に調べたのですが、花の色にはそれぞれ意味があるらしいのです。
赤は愛情、ピンクは感謝、白は尊敬、黄色は美、紫は気品など。
この色のラインナップを見ると、誰しもがある物を思い浮かべるでしょう。
そう、海鮮丼です。
マグロの赤、シャケのピンク、米の白にウニの黄色。
紫は色素が薄い出来損ないの海苔でも使えばいいでしょう。
だから大切な人へのプレゼントは今度から海鮮丼で決まりです。
母の日と言わず、バレンタインデーやクリスマスイヴも海鮮丼で決まり。
若いカップルは魚市場に集まってマグロとかを買いあさればいいじゃないですか。
だからバレンタインデーやクリスマスイヴは、カップルなんか街を出て、
魚市場でイチャイチャしてりゃいいんだこん畜生が。
5月12日(土)
人や車が救急車に道を譲るのを見て幼い女の子が、
「なんで救急車が来たら青信号でも止まらないかんと?」と言いました。
それに対し父親が、「ルールやけん。」と答えました。
果たしてこんなことで良いのでしょうか。
何のために昔の人は童話を作り、子供たちに話して聞かせたのでしょうか。
「浦島太郎は、いじめられている亀を助けてあげました。ルールやけん。」
「おじいさんは、お地蔵様に傘を掛けてあげました。ルールやけん。」
これでは日本が駄目になってしまいます。
私に子供ができたら、
「救急車に道を譲ってあげたら、夜中救急車が迎えに来て、ボンネットに乗せられて
海に引きずり込まれるんだよ。」と聞かせてあげようと思いました。
5月10日(木)
もし恋人が悪の組織に拉致され目の前で銃を突きつけられ、
「アニメを観なければこいつを殺す。」と言われても、
その恋人が脚を撃たれて「次は頭を狙う。」と言われるまで
私はアニメを観ません。
それくらい私はアニメに興味がありませんでした。
しかし、ついこの間『時をかける少女』を観て号泣して以来、
ちょっと観てみようかなと思うようになり、
『人狼』『東京ゴッドファーザーズ』『銀色の髪のアギト』
『雲のむこう、約束の場所』をちょっと4本ぶっ続けで観てみました。
観終わった頃にはすっかり狼狽しきっていたのですが、
こりゃどいつもこいつも面白いですな。
特にあの人狼が約束の場所で銀色のゴッドファーザーズになるところは
涙無しでは観れませんでした。
5月8日(火)
光化学スモッグ注意報というものが出されました。
調べてみると、排気ガスなどに日光が当たって化学反応を起こし、
有害物質になったもの、みたいな感じらしいです。
あまり吸わないよう注意しろということでしょう。
あまり呼吸をするな、すなわち興奮するなということ。
私に興奮をするなとは、気象庁はなんと残酷なのでしょうか。
「ちくしょう馬鹿にしやがって!たっぷり興奮してやる!」
私は泣きながら家を飛び出しました。
かっこいいスポーツカーに興奮し、
散歩中のポメラニアンに興奮し、女子高生に興奮し、
興奮の鬼と化した私は情け容赦ない興奮をぶちまけていきました。
「どうじゃい、これがワシの興奮じゃい!」
男になった私は力強くこぶしを突き上げました。
なんか喉が痛いのは興奮したせいです。
5月7日(月)
ニヤニヤして自転車をこいでいたら、口に小虫がいっぱい入ってきました。
雨の日の翌日は蚊柱が発生しやすいらしく小虫だらけなのです。
ここでニヤニヤをやめるのは簡単です。
しかし今ニヤニヤをやめてしまえば、いつまでたっても雨の日の翌日に
ニヤニヤして自転車をこぐことはできません。
そんな悲しい日々は今日で卒業です。
私は自分を奮い立たせ、思いっきりカバンで蚊柱を蹴散らしました。
小虫が拡散して、どんどん目や鼻や口に入ってきました。ごめんなさい。
ごめんなさい。もうしません。
すいませんでした。
5月5日(土)
CGアニメの登竜門「DoGA CGアニメコンテスト」にて、
『むきだしの光子』が入選、『森の安藤』が外伝ギャグ部門に選ばれました。
なので私は今日、とても嬉しそうな顔をしました。
こんなに嬉しそうな顔をしたのは、あの一番嬉しそうな顔をしたとき以来です。
嬉しくなさそうな顔をしているときと比べると3倍はあるのではないでしょうか。
やっぱり、嬉しそうな顔をするのはいいなあと思いました。
5月3日(木)
久々に車を運転しました。
ゴールデンウィークなのでネズミ捕りの警察官がうじゃうじゃいました。
しかし何故ゴールデンウィークだからといって警察官が増えるのでしょうか。
路上に増えた分、普段の仕事をなおざりにしているとは考えにくいため、
仮説ですが、文字通り「増えている」のでしょう。
では、増えた分の警察官は普段どこにいるのでしょうか。
その姿を誰も見たことがないことから、
近くの池や沼の中にいると考えるのが妥当でしょう。
そして暖かくなってくると大量に水面から出てきて街に出るのですが、
マラリアを媒介するため、東南アジアなどで問題となっています。
もし腕にとまった時は、上から潰すのではなく、
指で弾いてやる方が良いそうです。
5月2日(水)
急にテンションが上がったので、山に登りました。
急にテンションが上がったらみんな山に登るので
結構人がいると思っていたのですが、
山頂まで登っても、私以外には孫を連れたおじいさんしかいませんでした。
まあ、人間なんて著しく減れ、が口癖の私にとってこの空間は最高です。
おじいさんと孫も、街を眺めて楽しそうです。
「ほおら、この中で一番背がおっきいんだぞ〜。」
おじいさんに肩車された孫が街を見渡しながらはしゃいでいます。
観覧車よりも、タワーよりも、目の前にいる誰よりも・・・
「!!!」
孫の視界に私の姿が飛び込んできます。
この中で一番背がおっきい私の姿が。
ほおら、この中で一番背がおっきい谷口ですけど何か。
これが教育です。
日教組が刷り込んできた、「競争は駄目」「人間は平等」という欺瞞を
一気に吹き飛ばす私の立ち姿です。
おじいさんと孫は悲しそうに山を降りていきました。
おっきくて小さな私はその場にただ立ち続けるのでした。
5月1日(火)
自転車で信号待ちをしていると、
「体に良いことしてますか〜♪体に良いことしてますか〜♪」と
歌を大音量で流している宣伝カーに横付けされました。
昨晩けっこう野菜を食べた私に対して、釈迦に説法甚だしい。
今後気を付けたまえ、という気持ちで宣伝カーを見送ったのですが、
次の信号でもまた並んでしまったのです。
「いいかげんにしたまえ!出るとこ出るよ!」
という勢いで運転席を覗き込むと、なんとそこには
いかにも体に良いことをしてきたというスポーツマン風のお兄さんが、
体に良いことをするためなら親をも殺すといった覚悟の目で
遠くを見据えていました。
♪体に良いことしてますか
夢や愛情友情に うつつをぬかす暇あらば
摂れよ栄養鍛えよ体 だけどなんだいこの気持ち
涙でバーベルが見えないよ
私にだけ、お兄さんの心の歌詞が聴こえてきます。
ところで、何の宣伝カーだったのでしょう。